市民メディア8bitNewsが新たに展開するプロジェクト「Bit Echoing Across Conflicting Orders Network=BEACON ”ビーコン”」の活動が本格的にスタートしました。3月16日㈪には、その第一歩となるキックオフミーティングを開催しました。
ナラティブの狭間をすくい上げる
BEACONの核となるコンセプトは、多様な背景や経験を持つインディペンデントな発信者たちが、互いの視点や立場を尊重し合うことです。既存のナラティブの狭間にこぼれ落ちる声に耳を傾け、時に参加者同士をエンパワーメントし合えるような「緩やかなつながり」の構築を目指しています。
これまでもそれぞれの発信者と8bitNewsは個別に連携していましたが、BEACONの参加者同士が直接交流することで横の繋がりを生み出すことを企図しました。BEACONが、発信者にとっての心的安全性を担保する場となり、新たなコラボレーションを生み出すきっかけとなることを目的としています。
交差する現場の声
ミーティングはオンラインで実施し、参加者がより深い対話を行えるよう「Global Politics」と「Hidden Voices」という2つのテーマに分けて行いました。各セッションには発信者3名と、BEACONプロジェクトの運営(8bitNews海外戦略担当GM・平井和実、8bitNews CCO / ジャーナリスト・構二葵)が参加しています。
Global Politics 参加メンバー

- ナジーブ・エルカシュさん: シリア出身。現在は日本を拠点とし、広島の原爆や東日本大震災の定点観測など、日本の情報を国際メディアに向けて発信しています。
- カオル・クレさん: 香港出身。日本拠点で活動し、香港デモの取材や展示会を実施するほか、ウクライナ紛争時には現地から一次情報を届けています。
- ロヒート・ウパディヤイさん: インド出身。現地のローカルコミュニティが抱える課題のほか、YouTubeを通じて国際政治や地政学などの時事ニュースを発信しています。
Hidden Voices 参加メンバー

- セハール・カジさん: カシミール地方出身。現地の伝統や文化の担い手のストーリーを発信するほか、ロヒンギャ難民キャンプや女性の権利にも焦点を当てています。
- モハメド・ゾネイドさん: ロヒンギャ難民キャンプで生活しながら、当事者ジャーナリズムとして内部の人々の様子や課題を発信しています。自身のメディア運営に加え、外部メディアへの寄稿も行っています。
さらに世界へ発信を!
それぞれの発信者の映像や記事、取り扱うテーマを一目でわかるBEACON特設サイトを開設するほか、彼ら彼女らの発信をより広く届けるため、8bitNewsでBEACONプロジェクトの新番組を始動させます。また、事前のヒアリングに基づき、現場で直面する困りごとや身につけたいスキルなどが学べる、無償のオンライントレーニングや横の繋がりが持てるようなオンラインセッションも定期的に実施していきます。
独自の視点と課題意識を持つプロフェッショナルたちが交わることで、ここからどのような展開が生まれるのか。BEACONのこれからの活動にぜひご注目ください!
8bitNews グローバル戦略担当GM 平井和実